ガンダム Gのレコンギスタ スペシャル上映イベント 第2回上映前トークショー メモ

行ってきたのでメモ。

小形 皆さん今晩は。今日は年の瀬に来ていただいて本当にありがとうございます。もうマスク掛けていただいている方いらっしゃいますけど。私今回、この「G-レコ」の司会を勤めさせていただきます、サンライズプロデューサー小形尚宏です。宜しくお願い致します(会場拍手)。じゃあちょっと(ゲストの)皆さんお呼びする前に少しお聞きしたいんですけど、年の瀬なんですけど、今日は皆さんコミケなんか行かれた感じなんでしょうか? コミケ行かれた方? まぁまぁですね。有馬記念行った方? 僕は三連単1-2-4着で外れました。ジャスタウェイ来なかったんで(会場笑)。ではG-レコのBDを買った方? ありがとうございます。まだ半分くらいいらっしゃいますんで、今日これから御神体が来られるんで(会場笑)、今年最後のお願いをすると思うんですけど、その時にBDを奉納しないと中々願いが叶い辛いと思いますんで、是非明日お買い上げ下さい。それではゲストの方々を呼んでいきたいと思います。
(ゲスト入場。佐藤氏がマスクのマスクを着用しアイキャッチのポーズをとる)
小形 はい。ちょっとお一方、おかしな方がいらっしゃるんですけど、ちょっとスルーさせていただいて。まず今作の総監督・脚本・原作を手掛けられております、富野由悠季監督からご挨拶をお願い致します。
富野 本当にこういう風に押し迫った時にここにいらしていただいて、心からありがたく思います。僕の様な年齢でありますと、先程のMCの小形Pに言わせると愕然としまして、本当に押し付けがましくなってますが、そういうのは全部スルーしていただいて(会場笑)。今後ともG-レコ、30年か50年、ご愛護の程宜しくお願いします(会場笑)。
小形 それでは、どなたから挨拶行きましょうか? ではまず逢坂君からお願いします。
逢坂 ちょっと待って下さい。
小形 それでは締めの挨拶を。
逢坂 締め?
小形 今年の締めの言葉を。
逢坂 今年の締め。そうですね……「つくづく天才だよ、俺は!」。(会場拍手)ありがとうございます。クリム・ニック役の逢坂良太です。本日は宜しくお願いします。
小形 ではちょっと隣の方はスルーしまして(会場笑)。今回紅一点、嶋村さんお願いします。
嶋村 私ですか。皆さんお寒い中、見に来て下さってありがとうございます。
富野 今年そんな寒くない。
嶋村 そうでもないですか(会場笑)? あれ? そうでもなかったみたいな。
小形 まぁおじいちゃん……おじいちゃんって言うとまた怒られるな(会場笑)。
嶋村 来て下さってありがとうございます。アイーダ・スルガン役の嶋村侑です。宜しくお願い致します。
小形 では石井君、お願い致します。
石井 あ、もう僕行っちゃうんですね。
小形 はい(会場笑)。
石井 完全にスルーなんですね。
小形 僕は美味しいものは最後に残すタイプなんで。
石井 あ、なるほど。じゃあこの後ちょっと楽しみですね。皆さん今晩は。ベルリ・ゼナム役の石井マークです。本日はお越しいただきありがとうございます。今日は宜しくお願い致します。
小形 さぁ、ちょっとなんか真ん中におかしな方がいらっしゃるんですけど。
佐藤 言われてるぞ(会場笑)。
石井 そうか、おかしなのは僕か。
小形 今日は髪型までちょっとこれは。
逢坂 ちょっと横向いて下さい。綺麗になびいてるんですよね。
小形 ちょっとエンディングっぽい感じになってる。
(佐藤氏が「つかめプライド」のポーズ。会場笑)
佐藤 こんなマスクでほぼ出オチなのに最後にするとは、「ふざけているのか〜!!」。(マスクをとって)マスク、ルイン・リー役の佐藤拓也です。今日はようこそお越し下さいました。宜しくお願いします。
小形 はい、1クール終わりまして、石井君、どうですか? ガンダムの主役は。
石井 いやー、以前一番最初の舞台挨拶で、新宿ピカデリーに来た時は、もう本当に緊張しかなかった。今はやらせてもらって本当にうれしいなと思いますし、すごい楽しいです。やっぱり。一話一話に挑む事が。だから今日は、たくさんの方を元気にして、来年迎えて欲しいな、って思ってます。
小形 はい、良いですか?
石井 はい(笑)。
小形 嶋村さん、アフレコも結構佳境な感じに入ってて、年内に、こないだのクリスマス辺りにやった話数で21話くらいまで行っちゃいましたけど。どうですか、今姫は。どんな感じでしょう?
嶋村 いやー、相変わらず大変です(笑)。でも、めまぐるしいので、毎回毎回。なんだろう、その勢いに巻き込まれながら一生懸命やらせていただいております。
小形 あともう5回とかになっちゃってますけど、寂しい感じですね。
嶋村 そういうこと言わないで下さい(笑)! 本当に!
小形 ごめんなさい。
石井 一番僕がショボーンってなるんで。
小形 ちょっとテンション落ちちゃね、まだ。
嶋村 まだまだ!
石井 まだまだ。
小形 まだまだですね。佐藤さん、私生活でもマスクを被ってて(会場笑)?
佐藤 マスクがないとちょっと落ち着かなくって。なので今すごく恥ずかしいんですけど。話もだいぶ佳境にという事で、ほぼ毎週毎週ですよね、どんどん新しいキャラクターが出てきて、新しいモビルスーツも増え。そんな中にあって、マスクは常に自分の目の前の事に集中しているので、ある意味、このキャストの中では一番マイペースなのかもしれません。
小形 そうですね。マックナイフに乗り換えられましたが?
佐藤 まさかあんな所からフォトンミサイル(ボム)がね。出てくるとは。
小形 出てくるとはねぇ。バナナさん?
佐藤 バララです。
小形 ワザと間違えました。
佐藤 皆さん覚えて下さい。バララです。仕事上の関係です。
小形 なんかクルクル回って戦闘とかされてましたけど。
佐藤 マックナイフはそういう特性を持った機体なので、頑張って操縦しているんですが、あんなに表のマックナイフが格好良いのに、何故かマスクはグルグル回ってるなど。ギャップが……。
小形 目、回らないんですかね。
佐藤 それはもう、マスクが全て解決してくれているので。
小形 なるほど。
佐藤 一つや二つの操作も助けてくれます。
小形 そういったマスクを、皆さん今日はお持ちになってクルクル回ってくれれば(会場笑)。
佐藤 是非、回りながら作業して下さい。
小形 逢坂さん、なかなかクリムみたいな役はないんじゃないですか?
逢坂 いや初めてですね。ここまで自分に自信があるキャラクターは(笑)。なかなかないですね。
小形 いつもだと正統的な主人公の声が多い感じがイメージ的にはするんですけど。
逢坂 はい。だからある意味僕にとっては挑戦的な部分がありまして。しかも3話からの登場だっていう事で、現場の空気感がどんな感じなんだろうかって全く分からなくて。佐藤さんとは一度お会いしてて、嶋村さんとも何度かお会いする事があって。その時に「すいません、どういった現場なんでしょうか……(震え声)?」って(会場笑)。
佐藤 お話しましたね。
逢坂 っていう様なお話をしたんですけども。
小形 皆さんはどんな感じに? やっぱり1話が衝撃的な1話だったじゃないですか。それは率直に「ヤバいよ」とか伝えたんですか?
佐藤 いや、「ヤバいよ」とか僕ら側からっていうよりは、「とりあえずやってみたら?」「やってみよう」ってところですね。
嶋村 「逢坂さんなら大丈夫!」
逢坂 っていう変なプレッシャー与えてくるから(笑)。
佐藤 「一緒に頑張ろうね」
逢坂 すごい助けていただいて。でもテストの時にやらせいただいたら、なんか笑っていただいて(笑)。
石井 あれなら大丈夫、って。
逢坂 本番に臨ませていただきました。
小形 いきなり笑い声が出ましたもんね、クリムの。
逢坂 そうですね。
小形 初めからああいう感じの笑い声にするっていう感じだったんですか?
逢坂 いや、最初のテストの時は、結構普通の高笑いというか、貴族っぽい笑い方というか。「ハッハッハッハ」っていう。言うなればちょっとマスクに似た様な笑い方だったんですけど。なんか本番テンションが上がっちゃって。何だろう、甲高いというか。ヒャッハー!みたいな感じの声に。やっちゃったけどこれ大丈夫かな? テストと全然違うけど大丈夫かな? って事だったんですけど、特に言われず。
小形 こちら側大爆笑でしたよね、監督。監督?
富野 いや、あの全然覚えてません(会場笑)。現場の事は何にも覚えてないんで。
小形 このお四方、いかがですか監督。ここまでアフレコで、まだ全然だと思うんですけど。
富野 いや、あの、これはご本人たちが一番知ってる事だと思うんですけど、この四人に対しては何も言ってません。注文は一切つけてません。ので、そういう意味では楽をさせてもらってます。だからつまり記憶に残らない(会場笑)。
小形 もっと困ったちゃんにならないといけないって事ですね。
富野 いやいや、別の事で手を焼いてるところがありますが。
小形 そうですね。
富野 これ以上は勘弁して下さい。
小形 そうですね。ちょっと監督、今日のここに来ている場合じゃないかもしれない感じなんですけど。今ご表情暗くさせてしまって申し訳ないんですけど。今監督ラス前辺りをコンテ書かれてると思うんですけど。いかがですか? 最後の方の感じ。
富野 正直言って、今日ここに来なくちゃいけない事に本当に腹が立ってて(会場笑)。仕事が終わってねェンだよ(会場笑)! 納会どころじゃねェンだよ。ここにいる何人かの方もきっとそうだと思うんですけど、アニメがらみのこんなとこに来てる暇ねェンんだから勘弁してくれ、ていうのは手挙げてくれなくて良いです(会場笑)。そういう心境です。が、今ここに来させてもらって、四人の方の声を直に聞かせてもらって、実を言うと物語の展開が変わってくるという風になるんで、やはり今ここに立たせてもらって良かったなと思ってます。
小形 これは死亡フラグって事ですか(会場笑)?
石井 えっ?
佐藤・逢坂 マジですか?
小形 この後やらかしたら……。
富野 いやいやいや違う違う。声の印象でとか、ものの言い方によっては最終回で……潰しちゃう(笑)。(どよめくキャストに)うるせェな! それができるのが私の立場なんだから(会場拍手)! それについて皆さん方からご希望があれば、後程、単位がだいたい350円くらいからこうやって一口二口で、何口かによって決めさせていただきたいので。
小形 じゃあマスクさん死んだ方が良い人は。
佐藤 いの一番ですか(会場笑)。
小形 監督、マスクはモテ過ぎじゃないですか? ちょっと訊きたいんですけど。
富野 えっ?
小形 今三角関係に入ってるじゃないですか。マニィとバララで。
富野 違う(笑)。ダメ。
小形 ネタバレダメですか。
富野 そんな事ないです。そんな事ないのは、25話で三日程前にマスク絡みのシーンを作りまして。とても気に入ってますんで、ちょpとこれ以上言えない(笑)。
佐藤 おーっ。僕らも皆さんと同じくらい知らないですからね。
石井 そう、全然知らない。ちょっとハラハラしましたね。
佐藤 ハラハラしましたね。
小形 一番最初の新宿ピカデリーの挨拶で、ルインとね。マスクの。分からない前例がありますからね。
佐藤 前例があります。あっさり正体バラされる(笑)。
小形 これ、今の内に監督にアピールをしておいた方が良いんじゃないですか?
富野 もうマスクに関しては終わったんで。
佐藤 「終わった」(会場笑)?
富野 あと、クリムもどうしようかなって。まだ決まってない(笑)。
逢坂 えーっ!
嶋村 今日にかかってる。
富野 だから今日の発言如何によっては(笑)。だってこっち側の仕事遅れてて、年明けなんだもん、最終回のコンテやるの。だからそうなるでしょ。気分次第ですよ。
小形 気分次第で今日会ってる内に、350円。
富野 受け取るんで。だけど男の申し出は受け入れません(会場笑)。
小形 アイーダさんとか最近「ポンコツ姫だ」って皆さん言われる様になっちゃったんですけど。
富野 はいはい。
小形 これ、監督このままポンコツな感じになっちゃうのかなぁってのが。
富野 今全然予定立ってない。一応コンテ手伝ってくれる方がいて(注:宮地昌幸氏)。やってもらったんですけど、このコンテ、昨日見たんですが、嫌だなァ、って。あと、良い思いをさせてくれたら、ケロッと変わるかもしれない(笑)。
嶋村 んー。
小形 これ公開でこんな事言って良いんですかね?
富野 良いです良いです。どうしてかって言うと、本人が一番その事を良く知ってまして。この歳になると人畜無害になりますので、何があっても影響されません。
小形 なるほど、勿論面白い方になる分には良いですよね。
富野 そうですよね、それで基本はG-レコは「楽しい番組」で終わらせたいと思ってますので。皆ハッピーになる様に。
小形 皆ちょっと、顔笑ってないですけどね(会場笑)。
佐藤 だってマスクに関しては終わったって(笑)。
富野 天国に行ってもハッピーなんだからね。
小形 終わったって言われてますからね。
佐藤 2015年ヤベェな。
小形 アイーダさんがモビルスーツであんまり活躍しないのは、これは姫様だからですか?
富野 えっ? 全然活躍してない? やってる暇ないんです(会場笑)。
小形 ベルリは大丈夫ですね? 一応主役だから。
富野 今それで思い出した。25話25話。アイーダさんすごいよ。今思い出した。2秒くらい(笑)。
石井 何が起こるんだ、2秒で。
嶋村 いや、その2秒がすごいんです。
佐藤 マジか。
小形 来年その2秒に賭けて。
嶋村 はい。
小形 宜しくお願いします。
嶋村 分かりました。
小形 でもベルリは主役だから
石井 大丈夫でほしい。
富野 いやいやいやいや。昨日、二日前かな? メインアニメーターの吉田君と相談しまして。どうしようかねェって。要するに、メカデザインをしてくれた安田君っていうね、とても天才がいてね。我々のスケジュールを全く無視してアイデアを出してくるんで(会場笑)。そのアイデアを全部取り入れるとね……って。G-セルフ、これ絶対的に誰も倒せないんだよね、って話になっちゃって(笑・会場笑)。じゃあどうしようかね、ってんで。昨日ようやく解決がつきましたんで。あとは。最終回を楽しみにしてもらって下さい(会場笑)。
石井 僕も楽しみにしなきゃいけないパターンですね。
小形 そうですね。僕もその話(どう解決したか)聞いてないんで、どうなるかまったく分からない(会場笑)。
富野 いや、本当にコンテはコンテで発注して来たんだけども、昨日吉田君と話をして、やっぱそうだよね、ってなもんで、全部ガラーッと変えちゃったの。だからこんな所で、こんな話をしてる暇ないんだって言ってんの(会場笑)! いい加減分かれ!
小形 すいません。すいませんでした、それは。まさかそんな事になってるとは思わない。何で今日「ちょっとなんか機嫌悪そうだなァ、眠いのかなァ」なんて思ってたら、そういう事だったんですね。それは頑張らないといけない。
富野 かなり加重がかかってます。つまり、最終的な設定というのが出たのが10月の末なんです(注:最後のパックの事か)。11月に入ってるんです。それでシナリオベースにしたコンテを描いてもらって、そのアイデアを重ねてきたら、どうしようもなくなっちゃって。という事は全部コンテ描き直しシナリオ書き直し。そりゃそうですよ。愚痴愚痴愚痴愚痴……(会場笑)。これからはずっとノイズが入りますから(会場笑)。愚痴愚痴愚痴愚痴。
小形 これ25、最後の方の話ですけど、ここまで放映は1クール分13話上がってますけど、監督的に手応えとかどうですかね?
富野 全然手応えないです。
小形 ないって。あるって言って下さいよ。
富野 皆さん方のご支援で、熱いご支援をいただいてまして、心から御礼申し上げます、って言えば良いの?
小形 はい(会場笑)。皆さん褒めてあげて下さい。
富野 そう、誰も褒めてくれないんです。
石井 (笑)
小形 アイーダさんが褒めてあげると。
嶋村 いや、いつも「監督すごいです」って皆で言ってますよね……(会場笑)?
富野 殴るぞ!
小形 殴っちゃだめです。公開でそういう事しちゃだめですからね。
富野 本当に真面目な話をしますと、この歳の差だと若い人はそりゃ褒めづらいのは分かってるけども、こちらの立場にしてみると、それはそれは寂しいもんですよ(会場笑)。
小形 これ皆さんにも言ってる事ですからね。我々だけじゃなく、もっと褒めてほしいと、監督は申しております(会場拍手)。
嶋村 影では本当にすごく褒めてるんですよ。
佐藤 ほら、こんなに。
富野 だからと言って、昨日吉田君と話をした本線というのは決めましたんで。G-セルフは負けるかもしれない(笑)。
石井 えーっ、やだー。
小形 それは……ちょっと後で帰りに話しましょうね、車の中で(会場笑)。
石井 宜しくお願いします。
富野 350円の10口とか20口とか。
小形 そんな安くて良いんですか。3500円ですよ(笑)。全然安いですよ。払うよね石井君。
石井 勿論です。もう払っちゃいます。いっぱい。
富野 だけど。
小形 男はダメなんですよね。
富野 そうじゃなくて、弱くなる、と(笑)。
小形 そこは頑張らないと。
石井 頑張ります、僕。
富野 だからその後に、愛とロマンと感動が待ってる最後のエンディングなのよね。勝った方をヒーローだと言ったらバカでしょ?
小形 ちょっとこれ以上こわいから……(会場笑)。
佐藤 小形さん口数が少なくなってる。
小形 これに触れるのはまた終わってからにしましょうね。
富野 冷静になったら、これ以上ささってもらうのは困るんで。もう、この後はなし。帰りますので。
小形 いやいや。ダチョウ倶楽部のコントじゃないんだから(会場笑)。石井君はどうですか? 周りの反応とか。
石井 周りの反応というとそうですね。
小形 ご家族が喜んでくれたとかないんですか?
石井 ウチの父親が一番すごいですね、やっぱり。
小形 お父さん、お幾つでしたっけ?
石井 お父さん今50……かな? 50くらいだと思うんですけど、元々ガンダムが好きで。僕がフィリピンから日本に来た時も、一番最初にリビングにザクが飾ってあって。
小形 子供の頃から?
石井 そうですね。だからプラモデル作ってて。ガンダム好きなんだな、って後々思って。僕が「ガンダム決まったよ」って話たら「ふーん、そうなんだ」ぐらいだったんですけど、気がついたら、土曜日かな、決まったのを報告してから。G-セルフガンプラが発売された時に、土曜日に帰ってみたらG-セルフがバーンって飾ってあって。作ったの? って言ったら「うん、作った」って。「まだこれから変わるから」って本格的に塗装し始めて。「すごいじゃん、かっこいいじゃん」「でしょ」って。また次の週来て見たら、もう一体増えてるんですよ。「これ何したの?」って言ったら「ちょっとだけ汚し塗装入れたの」って、どんだけ本気なんだよ、って。それ俺に言ってよ「応援してる」とかって。
小形 それ恥ずかしいから言えないんですね。
石井 それでやっと、このお仕事認められたかな、ってなりますね。
小形 嶋村さんは周りに変化とかありますか? この作品出て。
嶋村 家族の話で言うと、私は兄がガンダム好きなんですが。「お兄ちゃん、私決まったよ」「頑張れ。お前の台詞がギュッと来なければ嬉しくない」って言われて。
小形 本気で観ていらっしゃるんですね。
嶋村 はい。
小形 今回のプリキュアは喜んでいただけたんですか(会場笑)?
嶋村 え?
佐藤 ここで?
小形 お兄ちゃん、そっちの方がアレなのかなって。(会場拍手)何故か拍手を。おめでとうございます。
嶋村 ありがとうございます。兄にはまだ報告してません。
小形 してあげて下さい。佐藤さんどうですか?
佐藤 僕の事を言いますと、何の因果か、同じ時期にマスクのキャラクターをやらせていただいております。
小形 某。しかもウチのガンダム作品。
佐藤 お世話になっております。
小形 レッドウォーリア出てきましたね。
佐藤 レッドウォーリア出てきましたけど置いておいて。本当に元々ガンダムが好きで声優を志した身としては、非常に幸福だというか、刺激的な年になりましたし。忘れられない一年だったと思いますね。
小形 逢坂さんは?
逢坂 僕はそうですね、僕自身もガンダム好きですし、周りの友達とかも大好きだったんで、最初はすごい喜んでくれたんですけど。結構同じ業界目指している知り合いがいて。段々アニメを見ていくたびに、お前がムカついてきた、って言われて(笑)。
小形 それ嫉妬なんですかね。
逢坂 嫉妬なんですよ。出やがってみたいな。そういう感じで言われて。「さっさと追いかけて来いよ」って一言を残して帰りました。
小形 確かに業界の視聴率もすごい高いです。
逢坂 そうですね。
小形 ちょっとここでフォトセッションの方に入りたいと思いますので。
(フォトセッション)
小形 はい皆さんご協力ありがとうございました。なかなかこんな事はないですね。マスク部隊が揃うのは。
佐藤 壮観ですね。素晴らしい眺めでした(会場笑)。ありがとうございます。
小形 良い思い出になりましたね。
佐藤 ちょっとちょっと。
石井 僕は忘れませんよ(笑)。
佐藤 おーいっ。やめろやめろ。
小形 リアルな感じがしますね。佐藤さんの心が惑わされたまま終わってくのもアレなんですけども、そろそろお時間が来てしまいましたので皆さんに最後に一言ずついただいて、おしまいにしたいと思います。ではまず逢坂さんから。
逢坂 はい、本日はお越し下さりありがとうございました。僕今回が、こうやって話させていただくのが初めてだったので、今まで1クール分言いたい事があったんですけども、皆さんの前でこうやって話せまして、名言の方も色々言わせていただきまして(笑)。本当に楽しかったです。これからも「Gのレコンギスタ」はまだまだ続いていくので、是非最後まで楽しんでいただければなと思っております。本日はありがとうございました(会場拍手)。
小形 では佐藤さんお願いします。
佐藤 はい、「Gのレコンギスタ」でこうして皆さんの前で立たせていただくのは二度目なんですけど。本当にこの1クール、我々キャスト駆け抜けてきたなという感があります。ですが、まだ話は続いていて、僕らも、これからどうなるんだろう、という気持ちは皆さんと同じだと思いますので、また来年も元気を持って立ち向かって行きたいと思いますので、是非ついてきて下さい。今日はありがとうございました(会場拍手)。
小形 では嶋村さんの方からお願いします。
嶋村 今日はたくさんの方に来ていただいて、たくさんの方にお会いできてとっても嬉しかったです。これからまた、元気のGを充電して、2015年を元気に迎えていただきたいと思います。来年も宜しくお願い致します(会場拍手)。
小形 では石井君。
石井 はい。本日は来ていただき、ありがとうございました。収録ももうすぐで終わってしまうんですけど、残りの回も全力で駆け抜けていきたいと思っておりますので、今後の展開を楽しみにしていただけたらなと思います。そしてGのレコンラジオも宜しくお願い致します。ありがとうございました(会場拍手)。
小形 では、最後に監督なんですけども、ここまでコンテの方も切っていただいて、あともうちょっとってとこなんですけども。テレビは結構キツくなってきましたか、そろそろ。
富野 うーん、自分で勝手にキツくしてるな、って実感の方が重いですね。っていう事が実を言うとヒントになってまして。おそらく人生でこんなに展開の早い1クールをつくった事はありませんので。そういった意味ではお子さん達振り落とす様な気分になるかもしれませんが、アニメとか映画ってのはこんな事もできるんだぞ、って事のサンプルを見せてるつもりです。そういう意味では驚異的な展開をさせてもらおますので、本当に申し訳ございませんが、分からない子達にはフォローしていただきたいと同時に、実を言うと最近分かってきた事があります。G-レコについて、小学生が一番理解をしている様です、という情報も手に入れる様になりましたので、大人の皆さん方頑張って付いてきて下さい(会場笑)。という事で、来年も宜しくどうぞお願い致します。本当に今日はご来場いただきましてありがとうございます(脱帽して礼・会場拍手)。

20:20上映前の回。トークショーとしては第1回になる。
こちらはマスコミが入り、フォトセッションが行なわれました。ニュースサイトで報じられたのはこちらの回。