009 RE:CYBORG 完成披露試写会 富野発言メモ

http://www.youtube.com/watch?v=v125kh2aBDU

はい、宜しくお願いします、おはようございます。
それこそ30年以上の時間をかけて復刻させる事の面倒臭さ、を基本的に乗り越えていると思ってます。そういう意味では作る視点みたいなものはかなり良い所を押さえているなという風に思いました。
実際にああやってアニメーションで動かしてみたら、あの黄色いマフラーは長すぎて邪魔で、それで殺されるだろ! 手前ぇら気がつけよ! という様な部分ではアホだと思います。フフフ(笑)。



http://mantan-web.jp/2012/10/18/20121018dog00m200045000c.html

石ノ森章太郎さんの未完結マンガ「サイボーグ009」をベースとした同作について、59.999999……点と辛口採点だったものの「(映画に)CGが使われるようになり、アニメは子どもだけのものではないと認識されている中、ここ十数年、苦戦していた作り方を乗り越えたところがよく見え、評価できる。原作を知っている人間だから、大人っぽいテイストになることに抵抗感があったけど、それを乗り越えているところもある。スタッフはとてもよくやったと思う」と感心した様子で話した。


 富野監督は「個人的な趣味に合わない部分はある。完璧にできあがっている作品なんてない」と前置きしたうえで「今の大人の好みが入っていて、そこは外せよ!と思うところがあった。そういうことが分かるという意味でいいサンプルになった。石ノ森先生のマンガを知っているから、60点はあげられない」と語った。


 また、自身がリメークしたい作品について聞かれると「(自身の作品で)劇場版で作らせてもらったのは、16ミリフィルムだったので、全部作り直させてもらいたいという思いがある。ただ、かつてのテイストではそのままできないことは分かっているので、作り直したいとはいえない」と慎重に言葉を選んでいた。



http://www.cinematoday.jp/page/N0046937

「僕は(手塚治虫傘下の)虫プロ出身なので、石ノ森さんは敵なんです」と笑いを誘うも、「原作をマンガとして見ていたときの感覚があって、(本作を観るのに)すごく抵抗感があった。でも(本作は)それを乗り越えているので、許容範囲内。点数でいうと59.9999……点かな」と評価。「でも自分には絶対作れないカット割りなどが見えて、勉強させてもらった」



http://www.rbbtoday.com/article/2012/10/19/96313.html

『アニメ映画』ではなく、『映画』としていい映画だった



http://getnews.jp/archives/265194

原作の印象があるから絶対に60点はあげられない。あと、あの黄色いマフラー邪魔だろって(笑)。そういうのがリアルに見えて、映像がリアルだから出てくる問題もあると感じた



http://www.oricon.co.jp/news/movie/2017867/full/

原作を知っているがゆえに、「(唯一の女性サイボーグ戦士)フランソワーズのヒップラインの影はいらない」「黄色のマフラーが長すぎる」などと富野監督の指摘は鋭かったが、「いままで観たことがない映像を見せてくれた気持ち良さがあった」と褒めるところもあり、まさに「59.99…点」な感想を語っていた。


 完全新作の『009』のほかにも、『宇宙戦艦ヤマト』が再アニメ化されるなど、往年の名作にスポットが当たる中、富野監督自身の作品については「グローアップ、全部作り直せるならそうさせてもらいたいと思う反面、昔の作品は昔のまま観ていただきたいとも思う」と語り、再アニメ化は「あるとは言えない」と消極的だった。