和田昌之のWADAX Radio 富野由悠季監督神田明神節分祭インタビュー

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富野 お上手で。
和田 今座っていただいてますが、たいへん素晴らしいゲストに今日はご一緒させていただきまして。豆まき式には初めて参加ということでお越しくださいました、富野由悠季監督です。
富野 よろしく富野です〜(営業ボイス)。
和田 急なお願いで、ありがとうございます。
富野 とんでもございません。
和田 富野監督は今年初めて豆まき式に参加されたということで、ご参加いただいてどうでしたか?
富野 僕のお祖父ちゃんからの事情(富野本家が大島にあった)がございまして、隅田川のこちら方面というのはかなり敵対視をしてました(笑)。今回「ラブライブ!」のご縁があって、一応彼らのスタッフの名代みたいな気分もあったので、今回お邪魔させてもらいました
和田 ありがとうございます。お召し物も本当に素晴らしい。
富野 いやいや、もう30年以上前のものなので着古しです。
和田 30年前なんですか、すごい。
富野 あのねぇ、歳から言ったらそうでしょ(笑)。40年前になるかもしれない(笑)。
和田 40年前? 一生ものですものね、着物は
富野 3回か4回しか着てません。進めて。
和田 豆をまくことで、邪気をはらって福を招くと。2016年、どんな一年に富野監督としてはされたと思われますか。
富野 ちょっと深刻な話になっちゃいます。この歳になるといつまで生きられるかっていう残り時間を計算しながら生きなくちゃいけなくなってくるので本当この一年、生き長らえたらいいなぁ、来年も生き長らえられたらいいなぁ、って口先では言ってますが実は嘘で。ほとんど「お前らには負けねぇぞ!」っていうのが抱負です。
和田 素晴らしい。本当ありがとうございます。と言うか130年、150年と。
富野 嫌です(笑)。150年なんか嫌です(笑)。
和田 もしよければ皆さんに、リスナーの方に告知ですとか、メッセージを戴けたらと思うんですが。
富野 こういう形で豆まきみたいなものに参加させてもらって、日本が昔から持っているしきたりですよね。この行事というのはやっぱり意味があるなとあらためて思ったのは、邪気を払うとか、今年一年の願掛けというものを、なんか一見意味がないような気がしているんですが、あらためてこういう形で、特にこうやって裃着せられてやらせていただきますと、こういうものもやらなければいけないと教えられました。それはどういうことかと言うと、人の人生なんてのは好きにいくわけないんです。そのためのお願い事をするということで、自分の心構えを立て直すという効用があるという風に思ってますので、やはりこの年になってこういうものに参加させていただいて、すごくありがたかったと思うし、やはり若い方であればあるほど、こういう儀式というものを、なんて言うのかな、あまり嫌わないで参加していただきたい。そうすると何か発見がありますよ、ということは言わせていただきたいと思います。
和田 ご一緒させていただいて光栄でした。
富野 とんでもございません。
和田 富野監督ありがとうございました。
富野 こちらこそありがとうございました。

小形Pも一緒なあたり、本当は京極監督と平山Pにオファーがあったのでは、と思わされ、もしそうならやはり彼らが出席すべきであったのではないでしょうか(制作陣があまり前に出ないというスタンスであろうことも一応理解はするけども)。

当日のtw

私もタイミングよく行けたので、監督から福豆をいただけました。