カトキ氏コメント部分には、(Ka)を付けます。
Introduction(Ka)
- 福井氏から企画構想を聞かされたのは05年ごろ。
- スタート段階ではアニメ化の確約はなかった。
- 本書はあくまで小説版画稿なのでオフィシャル性が低いかもしれない。
ネェル・アーガマ
- アニメ用3Dモデル制作に参加(Ka)。
トロハチ
- 挿絵用にハッチ展開画のオーダーがあった(Ka)。
カトキ氏ラフ掲載。元はAジャーナルの建機デザイン。
リゼル
- 量産型TMS。
- 最初にウィング・バインダーとメガ・ビーム・ランチャー仕様をデザイン、少し弱そうに見せる為に一般機仕様をデザイン(Ka)。
- V作戦のタンクポジション。センチならFAZZ(Ka)。
- カラーリングはギャプランを意識したかもしれない(Ka)。
- 決してリ・ガズィの後継機ではなく、「リファイン・ゼータ」を名乗るMSがいろいろ作られたと考えている(Ka)。
- Zガンダムの量産リファイン計画は何度か立ち上がった。リゼルは変形時の要求性能の限定・メタスの設計導入でクリア。
- 発注段階での仮称は「ZIII(ズィートライ)」(Ka)。
発注段階とは、BDブックレットに書かれていた初期稿「ZZZ」で、その時はRGZではなかったと思われる。
ロト
- 特殊部隊用MS。
- R-44 パワードウェポンタイプのフェイスレスも検討された。→逆に言うと画稿は存在しても少なくとも小説版ではアンオフィシャル。
- 型番50は戦車型変形を表す。この時点で後のFシリーズと同じ。
- R-44の型番「F-50D」はUCでも採用。
- 車体後部ペリスコープはアニメ版ではオミット(Ka)。
- エコーズ制服のラフも書いた。
TMSではないのがミソ。
ユニコーン(ユニコーンモード)
- フルサイコフレーム実装試作型MS。
- 装甲はガンダリウム合金。
- NT-DはOS。La+は特殊プログラム。
- ビーム・マグナム弱装モードは物語のメリハリがつかないので廃案(Ka)。
- ビーム・ガトリングガンはヤクト・ドーガを意識(Ka)。
- コクピットまわりはアニメとは大きく異なる。生体認証なので実質バナージ専用。脱出ポッド機能の有無は不明(Ka)。
- 初期設定画は前腕ラックが大きく異なる。パイロット(書店PV?)にはこちらが登場。
- クスィーの操縦系にはサイコミュが取り入れられている。
- ユニコーンモードのバイザー奥にはデュアルアイ内蔵(Ka)。
- ビームトンファーは差別化の為、デストロイモードでは使用しないことになった。前方への展開はささやかな新ギミック(Ka)。
しかし風の噂ではアニメ2話で使用してたりするらしい。
ユニコーン(デストロイモード)
- 設計段階ではNT-Dは敵の感応波を察知した際に自動で起動する。リミッターはパイロットの脳への負荷も考慮。
- 福井案では頭部展開のみだった。全身はカトキ案。「人の中に世界を変革し得るほどの可能性が眠っている」という意味を付加。
- シールド収納状態のフィンはメカ色になるはずだった。アニメは不明(Ka)。
ギラ・ズール親衛隊仕様
ギラ・ズール アンジェロ専用機
- 重装型に近い姿にしたのはCCA-MSVを正史に取り込んでいければと考えたから(Ka)。
- ランゲ・ブルーノ砲・改は重装型のものの改良ビーム兵器。
- Eパックはギラ・ドーガのものと互換性があるつもりで書いた(Ka)。
シナンジュ
- NT専用MS。
- 装甲はガンダリウム合金。
- ムーバブルフレームの一部にサイコフレームを使用。検証された追従性の向上、機体強度などのデータがユニコーンに使用された。
- サザビーよりスマートなのはサイコフレームの多用によってサイコミュが小型化したと想定。ディティールはサザビーよりHi-νを意識(Ka)。
- バズーカはシールドに装着できるが初速は落ちる。
サザビーのボリュームはサイコミュ由来とは思えないなぁ。シナンジュのサイコフレームって一般的にはユニコーンより少ないぐらい、と思っている人が多いと思うけど、文字設定的には割と少なめな印象。50%も行ってない印象を受ける。
デルタガンダム
- 試作型可変MS。スペック不明。
- 画稿で持っているライフルはガンダムMk-IIIのもの。
- UC企画前に描いたので、プラスのきっかけになった(Ka)。
- 百式を初志に立ち返り完成させた姿。
- デルタプラスが完成された今も、デルタはシミュレーション上のみの存在の可能性がある。
これまであまり言及されていないが、このデルタガンダムは元々の百式以前の姿ではなく、Z系データ反映後の姿。そういう意味では「真の」デルタガンダムではない。
また、グラフィカのデザインと同一なので、ナカージ証言がこれで肯定されたことになる(もちろん全肯定ではない)。あの証言を拠り所にしてた否定派涙目。アニメ版UCでもデルタの設定は変わっていないしね。
スタークジェガン オリジナル版
- 対艦攻撃用MS。
中黒ありなしで区別されていたが本書では中黒なしで通している。中の人はMSVと違ってD型なので、よく見ると胸部は別パーツ化されている。そういう意味では頭部が違うだけで、厳密にはD型スタークジェガンであってオリジナル版ではない。
風の噂では関西氏の言及してた第2話サプライズMSはこいつらしい(ダムA10月号23Pに左肩のみ映っているMS)。
スタークジェガン
- 対艦攻撃用MS。
- D型はスタークとの互換性を考慮して生まれた亜種。すでにサブタイプが多数存在するので容認されるのではないか(Ka)。
- 明貴版をプロトタイプとして存在していることを前提に、装備換装可能なものとしてデザイン。胸部は別パーツ化(Ka)。
- シールド武装の有無は確認されていない。→正直、意味が分からない解説。シールドを装備した例がないのか、シールドに武装がないという意味なのか。それにしてもJ型解説とごっちゃになってるし…。
- 無印ジェガンのライフルはネモ用と同系列。
- ジム2、3用ライフルも使用可能。
- J、M型ライフルも描いたが使用されなかった(Ka)。
- 380mm実体弾無反動砲はハイパー・バズーカと呼ばれる。任務により通常弾と榴弾を使い分ける榴弾(Ka)。
- コネクタが共通なので、リゼル用ライフルも使用可能でしょう(Ka)。
ジェスタ
- 装甲は一部ガンダリウム使用。
- ラーカイラムには評価試験を兼ねて配備。
- ジェスタの様な代替機種はいくつか開発されているが、配備は治安維持部隊や特殊部隊に留まっている。
- ライフルには加速/偏向装置が付いている。バースト機能あり。
SFS
- LCACと94式ベースジャバーのフレームは同じ。
ディザート・ザク
- D型ザクを一年戦争後に改修した機体。
AMA-X7 シャンブロ
- 水陸両用試作MA。
- 装甲はガンダリウム使用。
- 付録ポスターは迫力優先(Ka)。
- 電磁誘導型水流ジェット、陸上ホバージェット、小型ミノフスキークラフト搭載。
ゼー・ズール
- ライフルは詳細不明。
- ヒートナイフはセラミックス高分子化合物。
ドワッジ
- ドムの最終生産仕様機のアップデート版。
- 装甲はチタン合金、一部ガンダリウム使用。
ザク・マリナー
- 右腕にディザート・ザクの三連ミサイルポッドとシールド装備。
ジム2
- デザートピンクはトリントン基地所属機カラー。
- RMS-179表記。
ガンキャノン・ディテクター
- 中距離支援用MS。
- 装甲はガンダリウム合金。
- この時期の見知ったMS大量登場は福井氏のファンサービスの意味合いもあったようだ。
- メタスを元に設計された地上用支援機。カラバで開発され、戦後は連邦軍に組み込まれた。
- イラストはガンキャノン重装型カラー。
カラーリングから、元々はトリントン配備機ではない?。
バンシィ
- 1号機との性能差はない。
アンクシャ
- ヒンドゥー教の神「ガネーシャ」が持つ杖に由来する名前。アッシマーはガネーシャが乗る戦車の名前。
- アッシマーの後継機。整備の効率化と生産性の向上のため、ジム系との規格の共通化がすすめられている。ジオン系意匠にアレルギーを持つ上層部意向説もある。再設計に伴ってTMSに種別変更。
- 実はアッシマーMA形態はSFSにするにはサイズが足りなかったので、パーツ追加でサイズアップに腐心(Ka)。
- シールドはギャプランの流れでしょうか。モノアイかゴーグルかといったメインカメラは、いろいろなMSがあって良い時代なのではないか、という解釈(Ka)。
- SFS的可変MSは連邦内で一定の評価を得ていた。
- 連邦内ではSFSを機種・用途に関係なく慣例的にベース・ジャバーと呼称される例が多い。
- 94式は通常は無人運用。
つまりSFSは一応オマケ扱いであり、MS形態がメイン。
ギラ・ドーガ
- ズールを上位機種表記。
ジェスタ・キャノン
- 量産型支援用MS。
- 型番は据え置き。
- 右肩にビームキャノン、左肩に4連マルチランチャー、脚部側面に3連グレネードランチャー装備。火器管制機能が強化されている。ライフルには照準装置とランチャー装備。
- 用途が特殊であるが故の短命。最終局面で味方陣営にもガンキャノンポジションが欲しかった(Ka)。
- 爆砕ボルトで装甲パージ可。