問3 ファースト・ガンダムの成功を監督なりに分析してみてください
時代にあった。僥倖である、としか言えません。これについては、神に感謝します。
問4 昨今、ガンダム世代による作品が生まれていることに関しては?
20年経てば当然のことです。10歳の子供は30歳なのですから……。
問6 アムロとシャアの物語で、伝え切れなかった点はありますか?
ありません。
問7 富野作品に影響を受けたクリエイターが世の中に出てきたことについて。
これも時代的には当然のようですが、影響を与えられるものが小生にあったか否かについては、わかりません。が、そのように言ってくださる方には、善きにつけ悪しきにつけ感謝申し上げます。
問8 アニメーションという技法に限界を感じることはありますか?
限界だらけですが、逆に言えば、限界があるからやってこられた媒体でもあります。自由であったら、人生も含めて何もできなかったでしょう。
問9 すべての富野作品に共通するテーマをあげるとすれば?
人の自立と義務と主権の発見と、人が作ってしまう悪癖の発見、といえましょうか?
問10 ガンダムの新シリーズの予定、また、それはどのような展開になるのですか?
予定はあります。人生と同じで、創作行為というのは、死ぬまで続けるしかないからです。ただし、ライフワークとは考えておりません。
問11 人類がニュータイプへと覚醒する時期は、近づいたと感じますか?
近づくわけがありません。
問12 ガンダム世代へメッセージを!
死ぬまで元気であれ!